「東京の大学へ、見学に行ってみないか」
父から、東京への大学見学の提案を頂いたのが、
2000年の6月。
何だか面白そうだなと直感し、東京への小旅行を決めました。
始めて飛行機に乗り、
始めて東京都に降り立ったのが2000年の8月。
今回は、始めて上京し、
大いに感動した、16歳の思い出を書きたいと思います。
近い将来のこと、
つまり進学するか就職するかについて、
大して何にも考えていなかった、
高校2年生の僕には、
東京への旅が、何か心の変化が起きる、
良い経験になるだろうと思っていました。
そして8月に、いよいよ、旅がスタートします。
まずは、出雲空港から羽田空港まで、
約1時間半のフライトからスタートです。
始めて搭乗手続きを済ませて、
離陸したときから、感動しっぱなしの旅が始まります。
始めて上空から出雲市や、他のエリアを見た時の感動。
着陸態勢の前に、東京都を上空から観ることが出来て、
家や工場がびっしり建っている様子を目にしたときの感動。
着陸したときの感動。
馬鹿でかい羽田空港から、モノレールに乗り、
コンクリートジャングルを、真下からみたときの感動。
浜松町で、山手線に乗り換えて、
新宿の街を、車内から始めて観たときの感動。
田舎モンの自分からすると、離陸してから、
東京の街に到着するまでに、
心が動きっぱなし。
感動しっぱなしでした。
初日は新宿のホテルに泊まり、
夕食を食べに、歌舞伎町に向かうことになります。
夜7時なのに、この賑やかさ。
祭りでした観たことないような人だかり。
何処に入って良いのか分からないくらいに、
びっしり店がひしめき合っている。
田舎の夜と全く違う様相に、本当に心の底から感動しました。
加えて、たまたま入った居酒屋のオーナーさんが、
山陰出身だったことも感動。
こんな賑やかな街で、商売をしていて、
スッゴい羨ましいわーって、思ったことを覚えております。
翌日には、大学の見学へ、多摩地域に向かうことになります。
こちらは新宿から、電車で40-50分ほどの郊外で、
いわゆる東京都民の、ベッドタウンになっているエリアです。
大学に始めて足を踏み入れて、
卒業した先輩の話を聞いたり、教授の話を聞いたり。
明らかに高校と違う雰囲気、空間に触れて、感動しました。
その翌日には、神奈川県のエリアの大学を見学することになるのです。
勿論、そのエリアへの探方も、初めての経験です。
物凄く刺激を受けて、もう本当に有意義な小旅行でした。
父に感謝!
そしてこの旅で、上京を決意することになります。
とにかく「東京」でないと駄目だと。
激烈に旨いラーメン屋の店主も、
秀逸なビジネスマンも、
学びに来る者も、
その他どんなジャンルでも、
上昇志向の強いニンゲン達が集まっていて、
切磋琢磨している街。
それが、東京を初めて観た時のイメージでした。
その渦の中に入って、
思いっきり揉まれてみたいと、思ったんです。
進学でなくとも良いから、
とにかく東京に住みたいと思いました。
高校までは、とりあえず近くに行っとくか的な、
軽いノリで進学を決めましたが、
今回は違います。
大学進学には費用もかかりますし、
何より義務教育でも何でもありません。
高校を決めたときのようなノリでは、絶対に駄目だと。
大学進学を決めた場合は、
相当のモチベーションと覚悟で、諸々学びに行かなければと、
心に誓ったのでした。
脳内からドーパミンが出っぱなしの、
刺激的な旅は終わり、
田舎の日常に戻ることになります。
夏休みが終わり、
急に学校に行く気がしなくなって、
3日間休んだことを覚えております。
もうさっさと東京に行きたいと笑
こんなところで、あと1年半も過ごすんかと思ったら、
嫌になってきました笑
とは言うものの、
なんだかんだ高校は出とかないと、
お体裁は悪いし、進学は無理だろうと、
心のバランスも戻ってきて、卒業までこぎ着けるわけです。
新しい街を観たり、
そこで日常を暮らしている人々と、
実際に触れて、ちょっと話をしただけで、
旅前とは明らかに違う、
視野を身につけることが出来ました。
この旅で、素晴らしい経験値を積んだって思いました。
まさに百聞は一見に如かず!
良い旅でした!
父に感謝!
ご一読頂き有り難う御座いました!
次回は、
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