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世界一周前夜 箱根でリゾバした噺

不動産屋の営業マンを辞めて、

再び海外に向かうと決めたときに、

 

どういう手段で行こうかと考えました。

 

ロシア労働時代の経験から、

海外で働きながら、生活をして、

 

そこで貯まった資金で、更に海外を旅して、

20 代で経験値を上げておこうと考えたのです。

 

諸々検討した結果、

世界一周のはじまりは、

 

オーストラリアに決めました。

 

理由はというと、

日本人として、ワーキングホリデー制度が使える国で、

 

他の国よりもダントツで、

働き口が多いとの声が、ネット上で、上がっていた事ですね。

 

渡豪のために、

ビザを取得したのが 2007 年の 6 月頃。

 

しかしながら、

オーストラリアは南半球のため、8 月が真冬になります。

 

これは避けておこうと考 え、

それまでの期間をどうするか、検討した結果、

 

2年住んだ⻘葉荘を解約して、

リゾートバイト、通称リゾバに行くことに決めました。

 

リゾバとは、

 

箱根や軽井沢などの避暑地になっている場所や、

スキー場などに隣接してあるホテルなどで、

 

調理補助や配膳をしながら、

住み込みで働くシゴトの事を指します。

 

この仕事の良いところは、

まず住むところがタダ半分なんです。

 

さらに食事も、

安く提供してもらえる場所がほとんどなので、

 

実質ほとんど生活費はかかかりません。

 

オーストラリアが暖かくなってくる、

11 月頃に出発をしようと決めていたので、

 

3 ヶ月間限定で従事できるシゴトだったのも、

決めた理由のひとつです。

 

東京に事務所がある、

とあるホテル旅館専門の人材会社へ登録を済ませました。

 

そして翌月から、箱根での勤務が決まりました。

 

出発の前夜、

世話になった⻘葉荘を解約し、

 

カバン一つで、

ロマンスカーに乗って箱根湯本まで向かい、

 

そこからバスに揺られること約 1 時間。

 

ホテルに到着し、事務所に行って従業者登録を済ませました。

その日は勤務はなく、寮でゆっくりしていました。

 

タダ半分で生活が出来る部屋は、

相部屋の部屋だったんで すが、

 

まあ恐ろしいほど汚かったです笑

 

通された部屋には、ゴミが何ヶ月分もたまっていて、

ホコリの量も半端じゃない。

 

ボロボロの布団には、

ダニが間違いなく 生息していて、かゆくて寝てらんない。

 

目も当てられないほど、不潔な環境でした。

ということで、早速、大掃除を敢行しました。

 

部屋の換気して、ゴミを全て処分し、

布団を替えてもらって、

 

その布団も丸一日干して、

掃除機をくまなく掛けて、

最期にダニ殺虫剤を散布して、

 

なんとかまともな部屋に なりました。

 

この頃から、お掃除が大好きだったんだなと思います笑

ようやく安心して働ける環境が整いました。

 

さて勤務内容はというと、

ホテル内の、バイキング会場でのお仕事です。

 

任せられた仕事は、

調理場から会場まで料理を運んで、補充したり、

 

お食事が終わった、お客様の皿をひたすら下げるシゴトをしていました。

 

作業自体は簡単でしたが、

夏休みの時期に入ってからというもの、

 

半端じゃないほどお客さんがやってきました。

 

昼も夜も、忙しいときは、

最大収容人数が約 100 人の会場が、 2 回転していました。

 

それをたった 2-3 人で 、20 種類ほどのお惣菜や、

ドリンクを補充してましたから、

 

て んやわんやです。

毎日大汗をかいて働いて、すっかり痩せてしまいました。

 

ここで出逢った方々も、本当濃かったですね。

 

寮には男女合わせて 100 人くらい居ましたが、

個性的な方ばっかりでした。

 

同じワーホリで海外渡航していく同世代の方々だったり、

高卒で社員になった子達だったり、

各地方のスキー場から応援にやってきた調理師の方々だったりと。

 

22 時頃に仕事が終わって、

リゾー トという名の僻地にある寮に帰るわけですが、

 

それからやることっていったら、

みんなで酒を呑むくらいしかありません笑

 

男性寮の 1 階が食事ルームになっ ていて、

そこは女性の入室も許可されていました。

 

そこでシゴトを上がったみんなで、

ほぼ毎晩酒盛するわけです笑

 

ほとんど、ロシアの建築現場時代と同じですね。

 

何がどう行われていたかは、ココでは書きませんけれども、

まあ年頃の男女が、毎晩集まって呑んでるんですから、

 

何も起きないわけはありません笑

 

仕事が終わってからのニンゲン模様は、

それはそれは、ナマナマしいものでした。

 

たった三ヶ月間だけでしたが、

共に働いて、共に酒を呑みまくって、

 

同じ時を過ごして、

どんどん絆が深まっていきました。

 

それでも皆、それぞれ のタイミングで、旅立っていくわけです。

3 ヶ月の時が過ぎるのは、あっという間でした。

 

次に俺が向かうは海外オーストラリア!

 

ということですが、

一旦実家 に帰って、無難に⻭医者に通いました笑

 

虫⻭になっていた親知らず 4 本を、

全て抜いて死にそうになりました笑

 

諸々身辺整理をして、

2007 年 11 月から、 いよいよ⻄遊記がスタートします!

 

ご一読頂き有り難う御座いました!

 

次回は、

⻄遊記 オーストラリアへワーホリした噺  8 ヶ月間のサバイバル体験!

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