アメリカから返ってきて、
すっかりみなぎってきた僕は、
古物商の先輩である石村さんに、
帰国の報告も兼ねて、電話をさせて頂きました。
その電話の最中に、
どうしても 石村さんの知を、再び、
強烈に、学びたくなってしまいました。
直ぐにでも逢って話をさせて頂きたいと、お願いした所、
快く了承して下さいました。
今回は、その時に、石村さんにお話頂いた、
銀行を使った商売の進め方について、お話をしていこうと思います。
2014 年 11 月、
石村さんを訪ねて、山陰のとある街で、
共にお食事をさせて頂きました。
アメリカで、イーベイのお客さんに挨拶をした話だったり、
お互い最近あった出来事だったりと、
ざっくばらんな世間話から始まり、
徐々に、シゴトの話になっていきます。
その話の中で、石村さんから、ひとつの提案がありました。
それは「直ぐにでも会社を作って、借入を起こしなさい」との事でした。
創業の時は、誰でも確実に借入が出来るから、
それを元に、商売を回して、売上を上げて、
その決算書を持って、さらに借入をしていきなさい、
とのアドバイスを受けたんです。
自分は、元々、フリーランス的な立場として、
慎ましくやっていければ、それで十分だと思っていたんです。
しかしながら、アメリカを観てきた自分には、
なんだ か物足りなく感じてしまって、ウズウズしていたんです。
その高ぶる気持ちを、どうしていいか分からなくて、
気がついたら石村さんに電話をしていました。
そこで初めて、銀行を使って、借入を健全にまわしていく、
その凄さを知ったんです。
融資制度を、健全に使っていって、
徐々に運用金額を大きくしていくイメージが、 クリアに出来たんです。
気持ちが空回りしていた自分に、まさに目からウロコのような気持ちになりました。
借入を創ると言うことは、
同時に、返済の実績を作っていくことになります。
返済を通して、銀行に対する信用をコツコツ創造しなさいと、
石村さんに 1 時間 にわたり御教授頂きました。
全く返済実績の無い会社と、返済実績のある会社では、
自分が借入を起こしたいタイミングが来たときに、
後者の方が確実に評価を 受けやすいと。
まさに、信用という目に見えないものを創造していく大切さを、
ここで教えて頂いたんです。
後に、モノの考え方を養うために、
脳機能学者の苫米地英人先生の本を、片っ端から読むことになります。
苫米地先生の、本のひとつにも、銀行に対する考察 が書かれていました。
現在、彼らは、預かった金額の約 10 倍を創造できる、
信用創造の権利をもっていると。
つまり、銀行の権利=借入金の創造=貨幣の信用創造の権利なんです。
彼らが貸し付けたお金は、
そもそも金庫になんか入っちゃいないもんで、
いってみれば架空のもんだと。
借入を起こして、後にシゴトが駄目にな って破産しようが、
元々ないもんなんだから、絶対に命を絶つようなことはしてはいけないよ。
と、銀行の仕組みを、
苫米地先生の本を通して、ここでも知ることになるんです。
銀行とは架空のカネを創造する機関だって、
さっさと、大学で教えてほしかったですね笑
石村さんとは、2-3 時間ほどの対話でしたが、
この日を境に、一気呵成に、
会社創業に向けて、自分なりに諸々調べ出しました。
そして 32 才の誕生日の日に、
さきほどの信用創造も含めた、会社の創業に、たどり着くわけです。
アメリカから帰って、
すっかり元気になった、このタイミングで、
30 年先の商売の先輩の話を伺うこ とが出来て、今の僕があります。
いわばこの日は、僕にとって、信用創造をして、会社を創業する、
きっかけの日であったと言うわけです。
その後、国金と地銀で 300 万円ほど、信用創造をして、
数百万円ほど回せる体勢を整えて、
徐々にビジネスが加速していきます!
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