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ヒロシマで、地球旅館を創めた噺

2015 年 9 月

 

広島市に実家からの引っ越しを済ませ、

すぐに旅館開業のための準備をし始めました。

 

お布団を買ったり、調理道具を買ったり、

旅館内にある 一室を、仕事場となる事務所を整えたりと。

 

もうワクワクがとまらなくて、

あっという間に 1 ヶ月近くが過ぎてしまいました。

 

ヒロシマに住める事が、あまりに嬉しく、

5 キロ以上先にある、

ナガレカワという歓楽街へ、

 

歩いて飲みに行ったり笑

 

さらにその余韻に浸りたいがために、

そこからまた歩いて帰ったりと笑

 

もう、完全なる躁状態ですね笑

 

そんなこんなで 、10 月に初めての予約が入りました。

 

大きなザックを背負った、

若いバックパッカー夫婦がやってきました。

 

ポーランドからお越しの旅人さんでし た。

 

その日は初めて地球旅館の店主として、

バタバタしながらも、お客様を受け入れました。

 

彼らとは鍋をしながら、

3-4 時間くらいかけて、いろんな話をしま した。

 

旅の話をしたり、大学時代の話をしたり、音楽の話をしたり、

ポーランドの日常の話を聞いたり。

 

その時思ったことは、

彼らがいかに、日本に興味あるか っていうことです。

 

海外から、日本をこの目で観てみたいという、

強烈な欲求を持った方々が、

 

わざわざこの島国に、時間とお金を使って、はるばる来てくれて、

僕に、コンタクトをしてくれるんです。

 

こんな貴重な、有り難いことはないと、

心の底から思った一夜でした。

 

翌日の朝、

にっこりしながら、お互い玄関で握手をして、

彼らはザックを背負って、颯爽と旅立っていきました。

 

その時、思わず涙が出たよ!

 

「旅をする側」から「される側」としての、

初めての体験になったこの日は、僕は一生忘れません。

 

そして、これから 2020 年東京オリンピックまで

約 5 年、宿主としてひた走るぞ!と

 

ココロに誓った日になりました。

 

その後も、地球上の何処かから、

いらっしゃった海外からの旅人さんと、

 

酒を飲みながら、鍋をしながら、雑談をしまくっていました。

 

開業して 2 年ほど は、

日本の方はほとんど来ませんでしたから、

 

久しぶりに、バックパッカーてとして、

海外を回っていたときの事を思い出しましたね。

 

地球旅館は、僕にとって寝台列車のような存在のようでした。

 

毎日世界各国から、客人が訪れて、各部屋に滞在している。

夜は台所で調理をしながら、4 畳半のダイニングでワイワイやる。

 

それは それは、僕にとって、とっても楽しい時間空間でした。

自分の家と仕事場で、こんな晩が続きますからね笑

 

ちなみに、昼間はネット物販を、ひたすら行っていました。

 

こちらも、海外さんのみ相手の商売です。

2 億人近くが集まる、海外販売サイト イーベイを選び、

 

ひ たすら国内のオークションサイトで仕入した商品を、

出品し、発送を繰り返していました。

 

こちらも、じわじわ火がついていき、

2 年後に、良い意味で大爆発す ることになります。

 

イーベイに関しては、別のコラムで後述します。

 

少なくとも 2020 年が終わるまでは、

海外向けのシゴトを、リアルとネットの世界で、創出し、

 

ワンオペ(独り)でぶん回す!

 

とりあえず 5 年間は、このスタ イルで行ってみようと決めました。

 

一番嬉しかったことは、組織の軋轢がないことでしたね。

だって独りなんですもん笑

 

誰にも邪魔されない、なんやかんや言 われない。

もうアドバイスなんて沢山だと。

 

僕にギャーギャー言ってた、

そんなもんは、立場や生き方次第で変わるもんです。

 

一概に言い切れないんだよと、声 を大にして言いたいです。

 

これから組織のあり方も、個人の生き方も、

これからんどん変化していきます。

 

僕のようにワンオペで、シゴトを回す生き方が、

主流 になっていくことでしょう。

 

僕にとってはもう二度と、ムラ社会的な、

日本人社会に金輪際入りたくないという、

 

強いネガティブから湧き上がる気持ちが、

地球旅館を創り上げたパワーの一 つになったんです。

 

もちろん旅館を開きたいという、

ポジティブな気持ちもパワーになりましたが、

 

それを凌駕するようなパワーの源泉になりましたね。

 

そし て、新しい経済圏で、少しずつ生きていける、

喜びと楽しさに浸っていました。

 

ちっぽけな生き方ですが、

ヒロシマでしっかり地に足を付けて、生きていく決意 を、

 

初年度で行ったのでした。

 

ご一読頂き有り難う御座いました!

 

次回は、

地球旅館という生き方は、現代社会に対するアンチテーゼだ!

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